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ハイライト

多段階安定化を受けている患者における術後SIJ疼痛に対する仙骨固定の影響を評価した。

腸骨ネジまたは腸腰仙プレートを使用したSIJの追加固定は、SIJの痛みに影響を及ぼさなかった。

患者のBMIは術後SIJ疼痛を発症するより高い発生率と相関する唯一の術前因子である。
抽象
目的
我々は、マルチレベルの腰仙椎融合のための腸骨の包含は術後仙腸関節(SIJ)疼痛の発生率を減らすと仮定した。本研究の主な目的は、多値変性脊椎疾患のための仙骨骨盤固定の有無にかかわらず多値安定化を受けている患者における術後SIJ疼痛の頻度を比較することでした。さらに、術後SIJの痛みの悪化や新たな発症を予測することができる要因を識別することを目的としました。
方法
12ヶ月の最小追跡調査を伴う多区域融合手術を受けた合計63人の患者を評価した。34人の患者が仙骨固定(SF群)を受け、29人の患者が追加の仙骨固定具(SPF群)を受けた。主要転帰パラメーターは、群間のSIJ疼痛の変化および骨盤パラメーター、患者の年齢、患者のボディマス指数(BMI)およびSIJ疼痛に対する安定化の長さの影響であった。
結果
2つの手術群の間で、年齢(p = 0.3)、BMI(p = 0.56)、追跡期間の長さ(p = 0.96)、構築物の長さ(p = 0.56)に関して差はなかった。合計31.7%の患者が手術後に悪化した/新たなSIJ疼痛の発症を示した。腸骨ネジまたは腸腰仙プレートを用いたSIJのさらなる固定は、SIJの疼痛に影響を及ぼさなかった(p = 0.67)。同様に、骨盤パラメータはSIJ疼痛の転帰を予測するものではなかった。術前BMIの増加のみが、SIJ疼痛の新たな発症のより高い可能性と相関していた(p = 0.037)。
結論
我々の後ろ向き研究では、マルチレベル安定化手術後のマルチレベル変性脊椎疾患患者のSIJ疼痛に対する仙椎固定術の影響はなかった。患者のBMIは、仙骨骨盤固定装置の移植とは無関係に、術後SIJ疼痛を発症するより高い発生率と相関する唯一の術前因子である。
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キーワード
仙骨癒合術仙骨固定仙腸関節痛脊柱変形成人の側弯症
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https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0303846716302931