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抽象
背景のコンテキスト
椎弓形成術後の外科的転帰に対する術前小面変性(FD)の影響は確立されていない。
目的
術前および術後の臨床症状ならびにX線撮影パラメータに対する術前FDの影響を明らかにする。
研究デザイン
前向きに収集されたデータの後ろ向き分析
患者サンプル
2年以上の追跡調査で頸椎症性脊髄症のために椎弓形成術を受けた合計135人の連続した患者。
結果の測定
頸部日本整形外科学会のスコア、視覚的アナログスケール、Short Form-36、日本整形外科協会頸髄症評価アンケート、およびX線撮影パラメータ(C7傾斜、C2-C7矢状方向縦軸、C2-C7前弯角、およびFDの得点)。
方法
術前のコンピュータ断層撮影画像を使用して、C2-3からC7-T1の両側面のFD重症度を等級付けした。患者は、それらのFD等級付けの平均スコアに従って2つの分位点に分けられた:軽度(n = 69)および重度のFD群(n = 66)。2群の術前臨床スコアとX線撮影パラメータを比較した。p <0.05の変数は多項ロジスティック回帰モデルに含まれた。両群間の臨床スコアおよびX線撮影パラメータの変化(術前から術後2年まで)を、年齢と性別を調整した後、混合効果モデルを使用して比較した。
結果
平均年齢および首の痛みの視覚的アナログスケールは、独立してFDの重症度と関連していた(年齢:p = 0.004、首の痛み:p= 0.004)。しかしながら、他の術前臨床スコアおよびX線撮影パラメータは有意差はなかった。椎弓形成術後2年の臨床スコアの変化に関しては、重症FD群と軽度FD群の間に有意差は認められなかった。軽度FD群ではC2〜C7前弯角が減少したが、重症FD群では椎弓形成術後2年でC2〜C7前弯角が増加した(p = 0.044)。C7勾配とC2 – C7サジタル垂直軸の変化は有意差を示さなかった。
結論
術前のFDの重症度は、脊髄症の改善、生活の質の患者志向スコア、身体的および精神的状態、ならびに首の痛みに関して、椎弓形成術の2年間の外科的結果に影響を及ぼさなかった。さらに、術前FD重症度は術前頸部不均衡も椎弓形成術後のバランス悪化とも相関しなかった。これらの結果は、FDの重症度にかかわらず、医師が頸椎症性脊髄症患者に対して椎弓形成術を検討することを奨励するかもしれない。
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キーワード
頸椎バランス小面変性椎弓形成術首の痛み結果生活の質
FDA機器/医薬品の状態:該当なし
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https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1529943018306223